現在、コロナ禍で世界中が大変な時期ですが、自体が収束したら海外旅行に行きたいと思っている方も多いでしょう。
観光地として抜群の人気を誇るロサンゼルスは、大自然もエンターテイメントも世界最強レベルですね。
海外だから、やっぱり危ないかなあ
しっかり治安情報とか調べてから行きたいな
旅行を楽しみに思う一方で、こう不安に思う気持ちもありますよね。
ガイドブックなどでは、危険情報なども載っていますが、一般的なことしか書かれていない印象があります。
この記事では、現地で13年暮らした経験のあるMiaが、実際に生活して肌で感じてきたからこそ分かる、本当に知っておいて欲しい情報をシェアします。
Contents
基本歩く街ではない
ロサンゼルスは、基本的に歩く街ではありません。
どこへ行くにも車で移動するからです。
レストランであっても路上のコインメーターや近隣の立体駐車場などに駐めて歩くのは本当に少しだけです。
ハリウッドやサンタモニカなどの観光地なら、軒を連ねているストリートはメインの数ブロックだけなので、その範囲であればもちろん大丈夫です。
歩きを手段にしているのは、車を持つことができない低所得者などの場合が多いのも事実です。
バスはおすすめしない
Trader Joe'sやWHOLE FOODSなど日本人が大好きなスーパーをはしごしてまわりたい方も多いですよね。
歩きはだめなら、バスしかないかとなるかもしれませんが、バスも同じで車のない人が乗るものという認識です。
目と鼻の先ならいいですが、ダウンタウンからサンタモニカなど長距離で乗る場合は、昼間ならまだましですが夕方以降はやめておいた方が無難です。
ダウンタウンは危険なエリアも多く、ホテルなどの近くから乗り降りしても治安の良くないエリアを通ります。
そうなると移動手段はやはりタクシーや今の時代ならUberやLyftのお迎えサービスの方が良いですね。
日本のように、道で手を上げて拾う流しのタクシーはありません。
- 指定の場所から乗る
- ホテルや外出先などで手配してもらう
- 自分で予約する
という形になります。
実際私の友人が、Uberで起きたトラブルを教えてくれました。
偶然似たような特徴を持っているドライバーが近くにいて、間違えて乗ってしまい、だいぶ経ってから気づいたのでそのまま乗っていたと。
うーん、ちょっと怖いですね。。
Uberの場合、先にクレジットカードで払うシステムです。
彼女の場合、元々乗るはずだったドライバーにキャンセル料も発生しました。
利用される場合はくれぐれも気をつけてくださいね。
性犯罪も発生しているようです。
配車時にドライバーと車の情報が表示されるので、必ず確認するようにしてください。
ドライバーをGPS機能で位置確認もできるようです。
"Uber?"とドライバーらしき人が声をかけてきても、鵜呑みにせず情報を確認した上で乗ってくださいね。
焦って”Yes!"と乗らないように!
道一つ違うと雰囲気がまるで違う
日本と絶対的に違うのが、道一本間違えたら別世界かと思うほど雰囲気が違うことがあること。
これは、観光地でも同じでメインストリートの裏は薄暗い路地だったりすることもあります。
車なら鍵をしっかり閉めて通るくらいなら問題はありません。
でも、歩きだとダイレクトに怖いですよ。
昼と夜では別の顔になるくらい雰囲気が違うこともあるので、要注意。
行きたいお店はしっかり調べて、道を間違えないようにしてください。
迷ったらうろうろせず、安全な道を引き返す方が良いです。
治安の良くない場所で見えるもの
明らかに違うので、知っていると知らないとでは大違いです。
- 窓に格子がついている(泥棒よけ)
- 道にゴミがたくさん落ちている
- 壁にペイントやスプレーで落書きされている
- 電線にスニーカーが引っ掛けてあるのはギャングの縄張り
- 物乞いしてくる浮浪者が多い
- 路駐の車が古くてボロいものが多い
- ファーストフード店などでも注文カウンターが防弾ガラス越し
- パトロールしているパトカーが多い
- パトカーのサイレンやヘリコプターの音がやたらする(犯人追跡)
- 道をうろうろしている人がいる(ドラッグの売人など)
私はハリウッドに7年住んでいたので、本当に詳しいです。
アカデミー会場のコダックシアター付近だって、例外ではありませんよ。
上記の光景が普通にあります。
でも、危険な目にあったことはほぼありません。
危険回避を常に意識していたからです。
旅行者の皆さんにも、安全に楽しい旅をしてほしいので、是非意識してくださいね。
ダウンタウンは要注意
日本から来るツアーでも、ダウンタウンのホテルに泊まることがあると思います。
リトル東京でも、観光客をたくさん見かけます。
リトル東京すぐ南にあるスキッドロウ(Skid Row)は、テントが立ち並び、ホームレス、貧困車、マフィア、薬物中毒者などが道路にあふれています。
誰が見ても危険と分かるので、間違えようがありません。
リトル東京真横には、刑務所もあります。
リトル東京内のレストランでは、浮浪者が物乞いのために店に入ってきてセキュリティに追い出されることもあります。
リトル東京は、現地在住日本人やアメリカ人も良く訪れる日本を感じられる場所ですが、リトル東京から一歩出ると治安が良くない場所に囲まれています。
十分注意してください。
プラスアルファ知っておくと良いこと
知識として持っておくと、身を守れるポイントがあります。
- クラブなどでは、薬物を入れられる恐れがあるので、自分のドリンクから目を離さない
- 人気のないトイレもできれば避けて、1人では行かないように
- ホテルでも貴重品は金庫に入れる
日本は、銃もないし本当に安全ぼけ慣れしている部分があります。
十分注意して、楽しく過ごしてくださいね。
まとめ
怖い話ばかりご紹介してしまいましたが、ロサンゼルスは本当に楽しいところです。
13年間も住んでいても、まだ住み足りないくらい大好きです。
しかし、危険と隣り合わせであるのも事実。
土地勘のない旅行者の方々が、嫌な思いをせず楽しい思い出と共に無事に日本へ戻ってこられるお手伝いが少しでもできたら私もうれしいです。
というわけで、もう一度おさらいしておきますね。
気をつけて欲しい危険情報
- 基本歩いて行動しないで
- バスは暗くなってからはNG
- 隣の道だからと安易に考えないで
- Uber、Lyftは乗る前にきちんと相手の確認を
- リトル東京は危険な地域と隣り合わせ
- 窓に格子がついているのは強盗などの被害が多い証拠
- 道にゴミがたくさん落ちていて汚い
- 壁にペイントやスプレーで落書きされている
- 電線にスニーカーがぶら下がっているのはギャングの縄張り
- 小銭やたばこを物乞いしてくる浮浪者が多い
- 路駐の車が古くてボロいものが多いのは治安が良くない証拠
- 防弾ガラス越しに注文するファーストフード店などがある場所
- パトロールしているパトカーが多いのは、事件が多い証拠
- サイレンやヘリコプターの音がやたらするのは犯人追跡している証
- 道をうろついているのはドラッグの売人など怪しい人
今はまだコロナ禍で厳しい状況ですが、早く旅行ができる日常に戻ってほしいですね。